読書感想文から逃げてきた結果

コラム

私には小学生の子どもがいます。
時代が変わり、小学生の宿題スタイルも変わったなあ、といつも感じているのですが、中でも激しく変わったと感じるのが長期休みの宿題内容。

夏休みはうっすいドリル1冊くらいで、冬休みにいたっては、宿題はありません。(※普通の公立小学校です)
宿題は無くとも、習い事や塾で忙しいようなので、これも時代なんだなと感じます。

私は、読書感想文の宿題が本当に嫌いで苦手で苦痛だったのを覚えています。
そんな中「子どもたちは気持ちを言語化できない」という記事を目にしました。
自分を含め、表現力が低いなあ、と気になっていたのでとても興味深い記事でしたので、紹介したいと思います。

「長い文章や感想文が書けない」子どもになる原因とは?

子どもたちは書き方を教わっていない

確かになんとなく教わった気もしますが、漢字や計算のように叩き込まれるようなことはなかったと思います。

気持ちを表現する言葉のストックが頭にない

「よかった」「面白かった」「楽しかった」程度の表現で終わってしまう。
何が具体的にどのように印象に残ったのかまで表現することが出来ないため、全体として曖昧な文章となってしまいます。

そんな状態なので、子どもたちにとって作文や感想文は“やっつけ仕事”か、忌避すべきものになってしまっている現実があると指摘していました。

言語化するための「技術」を鍛える!

どうやったら言語化する力がつくのか…
ここでは5つのプロセスで練習をすることで力を付ける事が出来るとありました。

①物語形式(起承転結の4部構成)または説明文形式(序論、本論、結論の3部構成)のフォーマットを用意。
②「転」「本論」のメインの部分は良かった箇所、印象に残った箇所とその理由を3つメモする。
③次に、②の印象に残ったことと同じような体験をしたことをメモする。
④気持ちの表現は、当該学年で習う形容詞(ネット上にまとまって記載されている)から選択。
⑤以上のメモを見ながら、①のフォーマットにそって書いていく。

このプロセスで、作文や感想文が書けるようになれるそうです。


読書感想文なんて書けなくたっていいじゃない、なんて軽く見ていましたが、書く技術を知らずに大人になってしまうと表現力が低くなってしまうのですね…。
私もいろんな表現を考える場面が多く、正直かなり苦戦しているので、この方法は試してみたいと感じました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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